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睡眠時無呼吸症候群かも?
と不安な方へ睡眠時無呼吸症候群の治療をはじめませんか
その症状、もしかすると睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
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- ご家族からいびきがうるさいと指摘されている…
- 日中にすぐに眠くなって、お仕事に集中できない…
- 車を運転していたら、眠くなって事故を起こしそう…
そんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
このような症状は
実は「睡眠時無呼吸症候群」によって引き起こされているかもしれません。睡眠時無呼吸症候群は寝不足からくる病気(高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病)を引き起こすだけでなく、日々のお仕事や勉強、家事、趣味のパフォーマンスの低下はもちろん、居眠り運転による交通事故など、重大なことにつながりかねません。
しかし、現代では睡眠時無呼吸症候群は治療がしっかりとできる疾患です。医療機関を受診して原因をつきとめ、その対策を立てることでより深刻な状態になるのを防いだり、病気を改善することが可能です。
重大な病気や事故になる前に、大切な方がいつまでも健康で過ごせるために、しっかりと症状に向き合うことが大切です。
ご家族からの”いびき”の指摘はとても重要です!
「自分がいびきをかいているか?」
そう聞かれても、なかなか判断できないのが事実だと思います。
寝ているときの自分の様子は、自分ではわかりません。
しかし、「いびき」は睡眠時無呼吸症候群のわかりやすいサインの一つです。
もし、近くで寝ているご家族の方のいびきで悩まれている場合は、医療機関への受診を促してあげてください。
”いびき”の自覚は難しく、一人ではなかなか医療機関に受診しようとは思いません。睡眠時無呼吸症候群のサインにいち早く気づくことができるのは、身近なご家族・パートナーです。
実際、当院でも「奥さんに指摘されて睡眠時無呼吸症候群の検査を受けようと思いました」と来院される方は少なくありません。
いざ、大切なパートナーが生活習慣病に罹ったり、交通事故に遭ってしまわないように。
いつまでも大切なパートナーに健康で過ごしていただくために。
睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を勧めることができるのはご家族・パートナーの方が重要です。
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いびき・睡眠時無呼吸症候群が気になるというお悩みだけでも受診は問題ありません!
そもそも、睡眠時無呼吸症候群とは?
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睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている時に息が止まることを繰り返し、寝不足の状態のことを言います。放っておくと、様々な悪影響が生じてきます。
睡眠時無呼吸症候群にはさまざまな症状がありますが、最も一般的な症状は、いびきや無呼吸の繰り返しです。また、夜間の突然の目覚めや朝の頭痛、口が乾くこともよく見られます。睡眠の質が低下するため、日中の疲れや集中力の低下が現れることもあります。
睡眠時無呼吸症候群が長期間続くと、さまざまな健康リスクが高まります。これには、心臓への負担が増大し、高血圧や心血管疾患のリスクが上昇することが含まれます。さらに、睡眠の質が低下することで、インスリン抵抗性が高まり、2型糖尿病のリスクが増えます。また、睡眠不足による眠気や集中力の低下は、運転中の事故リスクを高める原因となります。肥満のリスクも上昇し、食欲を調節するホルモンのバランスが崩れることで、過食や体重増加につながることがあります。
睡眠時無呼吸症候群の治療
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手術的治療
手術の種類は症状や年齢によって異なりますが、扁桃腺とアデノイドの摘出、口の奥の組織を整形する軟口蓋咽頭形成術、舌の根元を小さくする舌根部縮小術、顎の骨を前に動かす上顎前突術などがあります。
特にお子さんの場合は、扁桃腺と同じもので鼻の奥にある「アデノイド」という組織も大きくなり、鼻からの呼吸を邪魔している場合が多いです。その場合は扁桃腺と一緒にアデノイドも切除します。 -
保存的治療
睡眠時無呼吸症候群の原因として多いのが、肥満により空気の通り道が狭くなっているケースです。その場合は生活習慣の改善を行います。適切な体重の維持で喉周りの脂肪を減らす、タバコやアルコールを控えめにする、定期的な運動等、生活習慣の改善を実践することで、症状が緩和されることがあります。
また、CPAPと呼ばれる機械をつけて寝ることも治療として有効です。寝ている間に機械から空気を送り込むことで、睡眠時の呼吸を助けます。
ただし、機械の使用をやめると無呼吸が悪化するケースが多いので、CPAP治療を行いつつも生活習慣の改善も同時並行で進めていきましょう。
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受診予約・診察
まずは当院を受診いただき、医師の診察を受けてください。
問診や、患者さまの喉の状態を診ることで、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるかどうかをチェックします。なお、受診の際は当院予約システムより順番をお取りいただくと、受診がスムーズに行えますので、ご活用ください。
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検査
睡眠時無呼吸症候群の疑いがあり、検査が必要だと医師が判断した場合は検査を実施します。
検査にはご自宅で受けることができる検査と、一泊入院して行う検査、いずれかをご選択いただきます。在宅で検査をする場合は、検査の会社から機器を貸出致します。入院検査の場合は、近隣の施設をご紹介させていただきます。
検査では装置をつけて寝ていただきます。寝ている状態を計測することで、患者さまの睡眠状態のデータを取得します。
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受診・検査結果の説明
検査を受けたら後日、再度当院をご受診ください。検査結果をお伝えし、医師と治療の方針を決めていきます。また、在宅検査の結果によってはより精密な検査を行うため、専門の医療機関での入院の検査をお勧めすることがあります。
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CPAP治療の開始
当院では手術を行わない治療として、睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療に力を入れています。専用の機械をつけて寝ることで、睡眠時に気道を広げ、無呼吸状態になることを防ぎます。
毎月一度は当院にご来院いただき、治療効果の判定や経過観察、その他生活習慣の指導など、睡眠時無呼吸症候群の治療を一緒に進めていきます。
※診察・検査結果によっては手術的治療を推奨し、他院をご紹介させていただくこともあります。
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いびき・睡眠時無呼吸症候群が気になるというお悩みだけでも受診は問題ありません!